レーザプロジェクタ (Celluon製 Pico Projector) から垂直同期信号を擬似的に取得してみました。手順は以下の通りです。
(解説)
レーザダイオードの出力信号(Vo)には、垂直同期信号に従ってレーザ照射がオフとなる部分(60Hz)と、水平同期信号に従って走査画面端でレーザ照射がオフとなる部分(~20MHz)があります。なので、低周波域通過フィルタを通すと垂直同期が生成でき、高周波域通過フィルタを通すと、水平同期が生成できます。
(注意)
プロジェクタが画面全体に光を投影していない場合は、この手法は使えません。
以下、分解の様子
- プロジェクタを分解する(図を参照)
- レーザダイオードへの出力 (Vo) と、GNDにリード線をハンダ付する
この際、GNDは基板上のベタグランドに接続している箇所であれば、どこにハンダしても構いません。今回は、図1のバーコード横にあるランド(三角に並んだ底辺の右頂点)にハンダしました。 - Voをボルテージフォロアに通して(インピーダンス変換)、ローパスフィルタ、カップリングコンデンサ(直流成分をカット)を通し、非反転増幅して擬似垂直同期の完成
(解説)
レーザダイオードの出力信号(Vo)には、垂直同期信号に従ってレーザ照射がオフとなる部分(60Hz)と、水平同期信号に従って走査画面端でレーザ照射がオフとなる部分(~20MHz)があります。なので、低周波域通過フィルタを通すと垂直同期が生成でき、高周波域通過フィルタを通すと、水平同期が生成できます。
(注意)
プロジェクタが画面全体に光を投影していない場合は、この手法は使えません。
以下、分解の様子
図1. 本体のネジを外します |
図2. フレキシブルケーブルをそっと外します |
図3. レーザダイオードの2端子の上側(Vo)にリード線をハンダ |
同様にShoww製のピコプロジェクタでも擬似垂直同期信号を取得できることを確認しています。
参考:Homogeneous Codes for Energy-Efficient Illumination and Imaging, supplementary material [http://www.dgp.toronto.edu/~motoole/energyefficientimaging.html]