2016年2月12日金曜日

レーザプロジェクタからの垂直同期の取得

レーザプロジェクタ (Celluon製 Pico Projector) から垂直同期信号を擬似的に取得してみました。手順は以下の通りです。
  1. プロジェクタを分解する(図を参照)
  2. レーザダイオードへの出力 (Vo) と、GNDにリード線をハンダ付する
    この際、GNDは基板上のベタグランドに接続している箇所であれば、どこにハンダしても構いません。今回は、図1のバーコード横にあるランド(三角に並んだ底辺の右頂点)にハンダしました。
  3. Voをボルテージフォロアに通して(インピーダンス変換)、ローパスフィルタ、カップリングコンデンサ(直流成分をカット)を通し、非反転増幅して擬似垂直同期の完成

(解説)
レーザダイオードの出力信号(Vo)には、垂直同期信号に従ってレーザ照射がオフとなる部分(60Hz)と、水平同期信号に従って走査画面端でレーザ照射がオフとなる部分(~20MHz)があります。なので、低周波域通過フィルタを通すと垂直同期が生成でき、高周波域通過フィルタを通すと、水平同期が生成できます。

(注意)
プロジェクタが画面全体に光を投影していない場合は、この手法は使えません。


 以下、分解の様子
図1. 本体のネジを外します
図2. フレキシブルケーブルをそっと外します
図3. レーザダイオードの2端子の上側(Vo)にリード線をハンダ
 同様にShoww製のピコプロジェクタでも擬似垂直同期信号を取得できることを確認しています。

参考:Homogeneous Codes for Energy-Efficient Illumination and Imaging, supplementary material [http://www.dgp.toronto.edu/~motoole/energyefficientimaging.html]

2016年2月5日金曜日

古代オリエント博物館「オアシスに伝わる古代エジプト アル=ザヤーン神殿遺跡の調査」

佐藤先生を筆頭として多くの佐藤研スタッフと学生らが関係したエジプト考古調査ですが、東京工業大学亀井研究室の指導協力のもと、池袋サンシャインシティの古代オリエント博物館がクローズアップ展示「オアシスに伝わる古代エジプト アル=ザヤーン神殿遺跡の調査」を展示することになりました。関東在住の研究室OBはチェックください。

  • 展示期間:2016年2月13日(土)~3月27日(日)
  • 展示場所:古代オリエント博物館(東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館7階)
  • 入館料:一般600円、大高生500円、中小生200円(入館料は常設展共通)

大手前大学史学研究所 岡本篤志氏作成
元興寺文化財研究所 塚本敏夫氏撮影


【Teaser】 3月24日

3月24日朝 発表予定

2016年2月3日水曜日

節分

今日は2月3日節分ですね.佐藤研でもみんなで恵方巻きを食べました.
今年の恵方は南南東ということで,みんな南南東を向いています.
恵方巻きの後には,お豆も食べました.
ごちそうさまでした.

修士論文発表会 発表日時決定!

佐藤研M2の修論発表は、初日の午前中になりました。

日時:2016年2月9日(火)・10日(水)
場所:G516教室
  • 10:18 金森俊雄 投影型複合現実感における視覚的な接触対象の変形および身体の平行移動による形状知覚操作
  • 10:36 新明拓也 投影型上腕拡張UIにおける触覚フィードバック
  • 10:54 細溝仁人 移動体への投影を考慮した複数台プロジェクタドローンの投影輝度最大化のための配置の動的最適化
  • 11:12 松蔭 瞭 遠隔教育用共有机上に投影された対話者腕の方向一致によるソーシャルプレゼンス強化
  • 11:30 森多花梨 形状特徴を利用した矢穴石の自動断面位置合わせ